合格、不合格、Wait list? (3月)

1月に審査書類をすべて提出してしまうと、3月の合否発表まで何もすることはありません。いままで気を張っていたのが抜けてしまうのが2月です。その間、ボーディングスクールではものすごい勢いで審査をしています。この時期アドミッションオフィスは増員して世界中から来た願書と審査書類に目を通します。食事休憩も取らずに仕事するのがこの時期です。すべての書類に目を通した後、明らかに基準に満たない願書は足切りします。 基準を満たしている願書は審査委員会にあげられます。ここで受験生一人につき5分から10分最終審議を行います。ここで学生の合否が決定されます。Ten Schoolsの場合合格発表は3月10日と決まっています。その他のボーディングスクールも10日に発表するのがほとんどです。 合格者には速達サービスで合格通知と手続きのための書類が届きます。アメリカ国内に住んでいる場合は同日もしくは翌日に届くのがほとんどです。海外では数日遅れますが、いまはかなりの学校がインターネットでの通知をしますのでほぼ同日に合否を知ることができます。 残念ながら合格できなかった場合、速達ではなく通常の郵便で不合格通知が届きます。こちらは2,3日かかるので受験生は3月10、11日はポストの前で祈りながら郵便配達を待っています。

合格通知を受け取るとその後は入学手続きをします。運よく複数校に合格した場合はどの学校に行くべきか悩みます。そういう合格者のために学校側は合格者に自分の学校をアピールできる”Revisit day”を設けています。 通常合格発表から1週間後の3月18日前後と、4月の頭の2回予定されています。 この日は学校を上げて訪問者を歓迎するお祭りです。在校生や教師がとてもフレンドリーにむかえてくれ学校の良い点をアピールします。合格者にとっては決断をする前の最後のチャンスですので施設を見たり、話を聞いたりして自分と学校の「相性」を諮ります。かならずしもランキング上位の学校が自分にあっている学校とは限りません。本当の意味でボーディングスクール選びは合格した後のRe-visitや在校生との意見交換などから始まるといっても過言ではありません。

入学する学校を決めたらディポジットの払い込みをします。ほとんどの学校で$2000ドルです。ディポジットを期日までに払わない場合は入学の意思がないとみなされWaiting Listの受験生が繰り上げ合格となります。

受験生はほぼ100%併願をしているので合格した生徒が必ずしも入学するわけではないので毎年学校は定員を数十%上回る合格者を発表します。2009年のエグゼターの場合350人の定員に509名の合格者を発表しています。 それでも予定以上に合格者が他校に流れると欠員が出るので欠員補充のため ”Waiting List” (補欠)を作っています。 残念ながらWait List の通知を受け取った場合、入学の可能性はかなり少ないといえますが、Exeter, Andover, Choateなどの大規模校は小規模校に比べてそのチャンスが大きいといえるでしょう。今までに最大で15人ほどがWait listから繰上げ合格しています。(Exeter) あくまでも欠員補充なので欠員が出ない限り入学は許可されないので繰り上げ合格が0の場合もままあります。2008,9年度は経済危機のため学費の支払いができない生徒が増えるかもしれないので、Waiting Listを多めに発表するのではないかといわれています。Waiting Listになった場合はから繰上げ3月10日に学校から連絡があります。 繰り上げ合格の通知は通常4月15日前後、 7月の10日前後に集中しています。 4月10日の入学契約書締め切りの後は自分から確認の連絡をすることも大事です。いかに学校に入学したいかデモンストレートすることにより合格になる可能性も少ないにしろあるからです。 トップ校での繰り上げ合格は非常に少ないですが、あきらめることはありません。

ファイナンシャルエイド(学費補助)を申請した場合、合格後にはもう一仕事あります。いくら学費の補助をもらえるか学校側と交渉がのこっています。 学校側は無条件に学費を補助するのではないので、「なぜ学費を補助が必要か、いくら必要か」を学校と話し合います。この話し合いによって学費の補助額がきまります。一度きまるとよほどのことがない限り増額されませんので保護者にとってはとても大事な話し合いです。なお、学校によっては低所得者への学費の全額補助があります。

入学契約書は4月10日が締め切りです。


合格の場合:

Fedexで合格通知と学校の資料が送られてきます。通常期日指定で送られるのでアメリカ国内にいる場合は3月10日に受け取れます。大変ボリュー ムのある資料でずっしりと重いパッケージです。 合格おめでとうのレター、入学契約書、入学するか否かを通知するリプライレター、コース案内、学費とその支払いについての情報などが入っています。 これらを受け取ると合格したという実感がわいてきます。学校によっては美しい木箱に合格通知を入れて送ってきたりします。受け 取るほうはちょっとうれしいですね。複数校合格した場合はこのパッケージが合格校分届きます。大変な量なのでこれを読むのかと思うとゲッソリとするくらい です。

最近はインターネットでも合否発表をする学校が増えています。3月10日の発表ですが、発表時間に差があり、たとえばExeterの場合は午前6時ですが、Choateは午後2時とばらばらです。受験生は発表時間になるといそいそとネットにつないで合否を確認しています。

複数校合格した場合はどこの学校に進学するか選ばなければなりません。学校を再度訪問したり(Revisit dayという再訪問の日があります)、OBなどに話を聞いたりして自分の進む学校について調べます。4月10日までに進学するか否かを学校に伝え最初の ディポジット(通常2000から5000ドル)を振り込みます。期日までに契約と振込みをしないと入学の意思がないとみなされてしまいますので海外に住ん でいる受験生の場合は注意が必要です。また、インタビューをしてくれた担当官、アドミッションオフィスに感謝のメールを出しておくと良いでしょう。

不合格の場合:

Fedexではなく通常の郵便で不合格通知が届きます。分厚い資料ではなく一枚のレターで不合格であったとの連絡です。国内の場合は3月の14から 15日に届くのが多いそうです。海外の場合はもっと時間がかかります。インターネットで合否がわかる場合はまだすぐにわかりますが、ネットで発表をしてい ない場合、10日に合格発表が来ない=不合格と考えられます。受験生と親にとって精神的負担が大きいです。

不合格とわかった場合も、インタビュー担当官、アドミッションオフィスにお礼の手紙を書きましょう。審査してくれてありがとうとの簡単なeメールで かまいません。こうすることによって気持ちの整理もつきますし、また最後までフォローアップするマナーを子供に教えることができます。また10年生でも再 受験をするのならば心証がよくなります。 BSは11年生まで受験することができます。9年生で受験に失敗しても、あとで受かる例は多くあります。めげずに9年生で通う学校でよい成績、そして充実 した課外活動とSSATを勉強して再受験してみるのもいいと思います。

補欠(Wait List)だった場合:

BSのトップ校でも通常合格者の20%くらいは他校に流れてしまいます。ファイナンシャルエイドの額が予想より少なかったり、複数校合格して別の学 校を選ぶ場合は意外と多いのです。ですからBSは定員より多めに合格者を出します。合格者が予想以上に入学しない場合は補欠から繰り上がりで合格者を出し ます。Wait listingと呼ばれています。 Wait Listの場合は不合格した場合と同じく通常の郵便でWait listになったことを通知されます。ネットでも確認できます。Wait listら繰り上がり合格した場合は4月から8月の間に繰り上がり合格の連絡があります。連絡は電話での連絡ですので(書面ではありません)注意が必 要です。 電話連絡で繰り上がり合格と発表があり、入学の希望があるかを聞かれます。入学すると答えると例の分厚い合格書類一式が届けられま す。 繰り上げ合格の連絡が多いのは4月の10日から20日の間、次に学費の支払いの締め切りの7月1日以降です。  Wait list からの繰上げ合格は毎年必ずあるわけではありません。 2009年度ではテンスクールズのほとんどの学校で繰り上げ合格がなかったようです。しかし多いと きには15人繰り上げ合格があった年もあり(Exeter) これはまさしく運任せです。

Wait List された場合はただ待っているだけではなく積極的に自分をアピールすることが重要です。2度目の受験といっても過言ではありません。そうすることにより合格 する可能性が大きくなります。 例を挙げると、1)感謝の手紙を書く、2)最新の成績書をおくる、3)新たに自由課題のエッセイを書く、4)自由課題で課 外活動の成果(たとえば書いた絵画、演奏のCD、新聞の切り抜き、などなど)を送る、5)親からアドミッションオフィスに対してのレター、6)FAを申請 していた場合はFAはもういらないと伝える などなど、ありとあらゆる考えられる方法を使っていかに受験生が志望校に行きたいか、また志望校にとって入学 させることにメリットがあるかを伝えます。アメリカの受験ではこのような「努力」が大きく評価されるので、Wait listになったからといってがっかりとしている暇はありません。すぐさま資料の作成に取り掛かります。補欠合格は正規合格以上に難しいのでスピードと内 容で勝負します。 残念ながら繰上げ合格にならなかった場合は、翌年再受験できます。 前年Wait Listだった生徒が同じ学校を再受験して翌年受かるケースは非常に多くあります。 Wait Listになったということは合格者との差はほとんどなかったといっても過言ではありません。 どうしても進学を希望するのならば再チャレンジしてみると いいのではないでしょうか。


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