Q&A:願書を出すときに課外活動はどのように書いたらよいですか? その2


ずいぶん前のエントリーから日が空いてしまいました。

無事出張から戻ってきましたので早速続きを書いてみたいと思います。

さて、Extracarricular activity の書き方です。フォームはこちらから見ることができますのでまず、ダウンロードして置いてくださいね。ECとも呼ばれる課外活動はボーディングスクールが選抜の上で重視するポイントの一つです。学校生活以外で受験生がどのような活動をしているのかを知ることができますし、受験生のキャラクターを知ることができます。他の受験生と際立った違いをアピールすることができる数少ないポイントといえるでしょう。

設問では自分にとって重要だと思う分野から書き始めることとあります。9つまで活動内容をかけるようになっていますので自分にとって一番大事なもの、また学校に対してアピールできるものから順番に上から書いていきます。この欄を9つすべて埋める必要はありません。またここに書いた内容は面接のときにほぼ間違いなく聞かれるポイントでもありますので正直に書くことが大事です。あまりECとして力を入れていないことでもあえて書くという必要はありません。

さて、この欄に記入するECはどのようにして選べばよいのでしょう。

まず大事なことは受験生のキャラクターをイメージできる課外活動であることです。たとえば受験生を一言で表せといわれればどのようにこたえるでしょうか?

みんなのリーダー? 芸術家? 運動大好き? やさしい性格? 数学の天才?

課外活動を通じて自分がいったいどのような人間なのかを理解してもらうこと、そしてそのようなキャラクターがどのようにして作られたのかが課外活動の歴史と整合していることが大事です。エッセイを通じて受験生は自分のキャラクターについて説明することができますが、課外活動はエッセイと受験生の歴史の整合性を見ることができるためにとても大事なのです。したがってまず、自分をどのように見てもらいたいのか、自分がどのような人間と理解してほしいのかを考えた上でもっともそれに即した課外活動を一番上に持ってくるのがテクニックです。必ずしもピアノでいっぱい賞をとっているからピアノを上に持ってくるとかというのではありません。芸術家としての才能、厳しい練習を続ける頑張り屋であるということをアピールしたいというのならそれを一番上にもってくるべきであるということです。エッセイに書きたい自分の特別な強みに関するものはできるだけ上位に持ってくるのが良いでしょう。

それぞれの活動について以下の質問が与えられています。欄は以下のコラムからできています。

Activity: 活動内容

Year of Experience: 活動期間

Hours per Week: 一週間の活動時間

Level of Involvement:活動レベル

Positions Held, awards, Honors, Leadership: 役職、褒章、リーダーシップ

Will you continue this activity? : 入学後も活動するか否か?

例としては

例1)

Activity: Piano

Year of Experience:  10 years

Hours per Week:  15 hours/week

Level of Involvement:Member of XXX association, Performer at xxx symphony Orchestra

Positions Held, awards, Honors, Leadership:  Winner of xxx contest (08,09) Winner of xxx contest (05,07)

Will you continue this activity? : Yes

例2)

Activity: Organize Food drive for Poor

Year of Experience:  3 years

Hours per Week:  3 hours/week

Level of Involvement: One of the founder of the organization

Positions Held, awards, Honors:  Principal

Will you continue this activity? : Yes

例3)

Activity: Tennis

Year of Experience:  7 years

Hours per Week:  10 hours/week

Level of Involvement:Member of xxx Middle school versity team.  Member of USTA

Positions Held, awards, Honors, Captain of versity team,  Winner of xxx tournament.  (08,09) Winner of  State Devision XX (07)

Will you continue this activity? : Yes

などと簡潔に書けばよいと思います。運動、芸術、ボランティア、仕事などの活動はキャラクターが際立ちますのでぜひこれらを含めるように書くことをお勧めします。

そしてここで大事なテクニック!

自分のキャラクターをもっとも際立たせる活動内容、しかもそれが第3者の目から評価されているようなものについては「サポート資料」をつくって学校に送りましょう。

たとえばその活動が新聞に載ったとか、表彰されたとかなどの場合にはこれらをコピー、どのような活動だったのかを整理したうえでファイルにして綴じ、ブックレットとして学校に送ります。芸術系のものならば絵の写真や音楽のCDを作ってください。これらのアピールは合格を確実にするものではありませんが他の応募者に対して受験生のキャラクターを際立たせます。私たちの受験の際にはアクティビティの欄の横に※をつけて” Supporting documents are Attached” として応募ファイルを送りました。そうすることによって「あ、別の資料があるのだな?」とわかります。

アメリカの受験はAO入試です。テストスコアだけではないので受験においても創造性が必要です。どのようにしたら受験生のことを他の受験生に比べてよりわかってもらえるのか?なぜこの受験生は合格させるべきだと思ってもらえるかを考えましょう。創造性を発揮して他の受験生との差別化を図ることが重要な戦略かつテクニックです。これはエッセイも同様で書いた内容についてサポート資料を送ることはきわめて重要です。学校からxxの資料は必要ないといわれても「かならず」送りましょう。失うものはまったくないのですから。

さてここでご質問について回答を:

Q1: 願書の課外活動の欄には、ある程度実力がみとめられるもの(例えばコンクールで入賞したりとか。)をいくつか選んで書くのと一度やったことがあるものを全て書き出すのとではどちらが良いのでしょうか。

A:自分を理解してもらうためには実力が認められるものを課外活動として書き出すほうが良いと思います。それが自分のアイデンティティになっているものならばなおさらです。一度しかやったことがないものを自分のアイデンティティとしては認めることはできませんよね。

Q:2模試で1位とったのですがボーディングスクールは評価してくれますか?。自分より上の学年の模試でも上位にいけると思うのですがそのことを向こうは評価してくれるのでしょうか。私が受けたのはSSATよりもかなり難しいので数学の問題を英訳して向こうに成績といしょに送ろうとおもっています。

A: 自分はアカデミックがとても強くてそれが自分のアイデンティティになっていると思うのならばぜひそのことはECに加えたほうが良いでしょう。どのレベルの模試なのか?全体でどのくらいの受験生がいたのか?など模試そのものの情報や結果を英文化してファイルを作りサポート資料として送ることをお勧めします。模試の成績そのものをどのくらい学校が評価するのかは未知数ですが、あなたのその努力は間違いなく学校は評価します。

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コメント / トラックバック4件 to “Q&A:願書を出すときに課外活動はどのように書いたらよいですか? その2”

  1. kinkin Says:

    とても参考になり感謝しています。
    ところで、次のような点はECでアピールすべき項目になるでしょうか。

    ①スポーツにおいて、レベルはVarsity Bですが、Most Improvement Studentとして表彰された。
    ②Varsityチームのゴールキーパーになった。

    • 匿名 Says:

      受験生のキャラクターを分かってもらえると思われる達成はECの項目に載せるのがよいとおもいます.
      これらのスポーツのイベントにおいて「語れる」ようなストーリーはありますでしょうか? そうならばぜひアピールしてください!

  2. dancedancedance Says:

    アメリカの9年生は日本でいう何年生の何月なのですか?

    また、アメリカに高校2年生の9月から行った場合、何年生になるのでしょうか?

    また、一つ学年を繰り下げて入ることもできると聞いたのですが、それぞれの学年にも年齢が違う生徒はどれくらいいるのでしょうか??

    • 匿名 Says:

      アメリカの学生は5/3/4(小・中・高)なです。9年生はアメリカでは高校1年生、日本では中学3年生にあたります。 学校は9月から始まります。日本は3月31日生まれまでは早生まれ、4月1日からは通常の学年となると思いますが、アメリカではその線引きがあまりはっきりしていません。州によっては8,9,10月生まれならばどちらの学年でも選択できます。 8月生まれの子供が学年を繰り下げたり、10月生まれの子供が学年を繰り上げたりすることはかなり頻繁にある事例です。どのくらいの割合で学年の繰り上げ、繰り下げが行われるのかは手元に資料がないのではっきりしたことはわかりません。 ただあまりそのあたりの線引きについて口やかましくルールを適用することはないようです。おおらかといえばおおらかな話ですね。


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