チューターの重要性について


前のエントリーで我が家でいかにチューター(家庭教師)を活用していたかを書きました。ここではもう少し詳しくチューターについて書いてみます。日本でも家庭教師を使う家庭は多いと思いますが、アメリカでも非常にポピュラーです。日本とすこし異なっている点は学校の教師がアルバイトとしてチューターをする場合が多いということ、また退職した先生や教員免許を持っているが教師をしていない方などプロ、またはセミプロレベルの先生が多く、チューターの層が厚いということです。 アメリカには現在百万人以上の子供がホームスクーリングといって学校に通わず在宅で勉強をしています。親が教える場合もありますが、チューターを使っている家庭もおおく地下産業化しています。なぜこのような形で発展したのかにはいろいろ理由がありますが、ここではチューターの効用についてのみふれます。

チューターの効用:
チューターには学校で先生に習うよりも優れた点が多くあります。

1)1対1の授業であること
公立学校の場合は1対25、私立学校でも1:12の先生:学生の比率です。当然1:1ならば教師の目が届くし、いったい学生が何を理解し、なにを理解していないか理解できます。また教師と学生の関係が密になるので質問もしやすく学生の学習意欲を高めます。

2)本人と保護者が先生を「選ぶ」ことができること
どんな優れた学校に行こうとも学生の担当教師が良くなければ意味がありません。ところが学生は教師を選ぶことができません。チューターは親が採用するで学生と保護者が納得して子供にあった良い先生だけを選んで雇うことができます。チューターならば誰でも良いわけではなくて、良い先生をチューターにするということが大事なのです。チューターを選ぶときはとても真剣に選びました。子供との距離が近い分よい先生でなければ悪影響が出る場合もあります。近所の保護者と情報を交換したりして良い先生だけを選ぶように注意しました。前述したように学校の先生がアルバイトでチューターをしている場合も多いです。その場合は学生に先生の評判を聞いたりしています。

3)テスト、受験などイベントにあわせて学習内容を柔軟に変えられること
チューターは学習要領に沿った勉強をする必要はまったくないので学生のカレンダーイベントに添った形でカリキュラムを柔軟に変えることができます。試験の前にはテスト内容の復習、新しい単元の前には予習。受験の前には受験用の勉強。BSにエッセイを提出する前にはエッセイの推敲など、そのときの目的にあった内容の授業を受けることができます。

4)コストパフォーマンスが良いこと
家庭教師というと月謝が高いのではと考えますが、アメリカの場合は意外とかかりません。課外活動にかかる費用のほうがはるかに大きいのです。私たちがお支払いしていたのは1時間に30ドル。一週間に国語が1回、数学が2回でしたので週に90ドル。月額360ドルほどでした。比較になりますがピアノは一回の授業が45分で100ドルでしたのでピアノより安価でした。コスト的には日本で塾に行くのと変わらないのではないかと思います。

もしアメリカに住んでいて家計が許すのならばチューターを利用することを強くお勧めします。先生を選ぶことのできない学校にすべてを任せてしまうことはリスクがあります。本人がコントロールできる教育を持っておくことがそのリスクに対しての対策です。特に英語の作文についてはそうです。保護者の英語が母国語でも文法や用法について正しく理解しているとは限りません。へんな癖がつく前にチューターをやとって基礎を作るのが良いと思います。

アメリカに住んでいる方にしか意味のない情報で恐縮ですが、以下のサイトなどでもチューターを探すことができます。参考までに。

Findtutor.org
Tutormatch
Tutor Nation
ClubZ (Z会かよ!というツッコミはなしで 笑)

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コメント / トラックバック5件 to “チューターの重要性について”

  1. LilyLily Says:

    娘の受験(Kinder)を経験し、にわかにアメリカの教育に興味が湧き、このサイトに出会うに至りました。毎日のように非常に興味深く読ませていただいており、このような貴重な情報を公開していただいていること、とても有難く思っております。
    私自身の経験上でも、英語にしろ日本語にしろ作文能力、読解能力は非常に重要だと感じており、米国で育つ娘に親として何が出来るか日々自問しております。
    TutorについてもKinderの受験前からお願いされる御家族もいらっしゃるようなのですが、特に作文能力等については、実際にはどういうタイミングで始めるのがいいものか(娘は現在5歳です)、ご意見いただけないでしょうか?
    どうか宜しくお願いいたします。

    • usboardingschool Says:

      返信が大変遅れまして申し訳ありませんでした。
      新たにエントリーを入れなかったことについても、今回新たにエントリーを作って説明しています。
      よろしければご覧ください。

  2. LilyLily Says:

    今になって、小学校2年生ごろから、Tutorをつけていらしたことを記載されていた前回の部分を読ませていただき、質問と重複していることに気付きました。
    お手数とらせて申し訳ありませんでした。
    (わが娘も、ロシア語、英語、日本語を話す環境におりまして、親としてどうやって言語能力をのばすか非常に悩んでいる次第です。)
    どうぞコメントは取り下げてください。
    失礼いたしました。

  3. oxide Says:

    願書の課外活動の欄には、ある程度実力がみとめられるもの(例えばコンクールで入賞したりとか。)をいくつか選んで書くのと一度やったことがあるものを全て書き出すのとではどちらが良いのでしょうか。


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