ボーディングスクール卒業にあたって

入学後4年間全くエントリーを入れず、またほとんど質問にもお答えすること無く放置していたにもかかわらず、多くの人に読んでいただきました。

本当にどうもありがとうございます。

少なからずの方々から役に立ったとおっしゃっていただけたことは私にとっても大変嬉しいことでした。

入学してから4年間全くエントリーを入れていませんでしたが、その間にも娘は順調に成長を重ね今年5月無事卒業しました。まさに切磋琢磨といった4年間で彼女は大きく成長したと思います。また親である私達も学びがある4年間でした。

さて入学してからはエントリーを全く入れませんでしたが、それには理由があります。 実はボーディングスクールというのは未だに権威的、封建的な部分もあり内情を外に出すことを非常に嫌うのです。 たとえどれだけ情報を曖昧にしても見る人が見るとどこの学校に行っているかわかります。

わたしはボーディングスクール礼賛のページではなく、ボーディングスクールだけが選択肢ではないよということもこのブログには書いてあり、またそう心から思っていますので娘の在学中は不利益になるようなことは絶対書くまいと心に決めていました。そのため、おやすみしますというエントリーを入れた上で4年間沈黙していたというわけです。

ボーディングスクールでの生活については岡崎玲子さんがかいた「レイコ@チョート」をおすすめします。とても良く書かれた本だと思います。

このブログはあくまでも名門ボーディングスクールに「入学する」ために書いたブログで、ボーディングスクールでの生活やボーディングスクールを褒めるブログではありません。改めてここに記しておこうと思います。

 

またこのブログをみた方で名門ボーディングスクールに入学された方たちもいらっしゃるでしょう。とくに親御さんはうれしくて多くの人に報告したいこととは思いますが、ボーディングスクールは内情を外に漏らすことをあまり良しとしません。もちろん影の部分もあるのです。インターネットの世界では一度情報発信すればそれは自分の意図を超えて広まってしまいますので、ぜひ気をつけて発信してくださいね。老婆心ながら。(^^)

それではこれで名門ボーディングスクール受験のブログは閉めさせていただきたいと思います。

ご覧頂いた方ありがとうございました。

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しばらくおやすみします

11月のSSATも迫り2010年度の入試に熱が入ってきたころですね。
さて、これまで比較的頻繁に更新ができていたのですが私の仕事が忙しくなってしまい、更新の時間が取れなくなってしまいました。
しばらく更新はお休みさせていただきたく思います。
また、余裕ができたら改めて更新したいと思います。

それでは、BS受験生の皆さん、健闘を祈ります!

Q&A:願書を出すときに課外活動はどのように書いたらよいですか? その2

ずいぶん前のエントリーから日が空いてしまいました。

無事出張から戻ってきましたので早速続きを書いてみたいと思います。

さて、Extracarricular activity の書き方です。フォームはこちらから見ることができますのでまず、ダウンロードして置いてくださいね。ECとも呼ばれる課外活動はボーディングスクールが選抜の上で重視するポイントの一つです。学校生活以外で受験生がどのような活動をしているのかを知ることができますし、受験生のキャラクターを知ることができます。他の受験生と際立った違いをアピールすることができる数少ないポイントといえるでしょう。

設問では自分にとって重要だと思う分野から書き始めることとあります。9つまで活動内容をかけるようになっていますので自分にとって一番大事なもの、また学校に対してアピールできるものから順番に上から書いていきます。この欄を9つすべて埋める必要はありません。またここに書いた内容は面接のときにほぼ間違いなく聞かれるポイントでもありますので正直に書くことが大事です。あまりECとして力を入れていないことでもあえて書くという必要はありません。

さて、この欄に記入するECはどのようにして選べばよいのでしょう。

まず大事なことは受験生のキャラクターをイメージできる課外活動であることです。たとえば受験生を一言で表せといわれればどのようにこたえるでしょうか?

みんなのリーダー? 芸術家? 運動大好き? やさしい性格? 数学の天才?

課外活動を通じて自分がいったいどのような人間なのかを理解してもらうこと、そしてそのようなキャラクターがどのようにして作られたのかが課外活動の歴史と整合していることが大事です。エッセイを通じて受験生は自分のキャラクターについて説明することができますが、課外活動はエッセイと受験生の歴史の整合性を見ることができるためにとても大事なのです。したがってまず、自分をどのように見てもらいたいのか、自分がどのような人間と理解してほしいのかを考えた上でもっともそれに即した課外活動を一番上に持ってくるのがテクニックです。必ずしもピアノでいっぱい賞をとっているからピアノを上に持ってくるとかというのではありません。芸術家としての才能、厳しい練習を続ける頑張り屋であるということをアピールしたいというのならそれを一番上にもってくるべきであるということです。エッセイに書きたい自分の特別な強みに関するものはできるだけ上位に持ってくるのが良いでしょう。

それぞれの活動について以下の質問が与えられています。欄は以下のコラムからできています。

Activity: 活動内容

Year of Experience: 活動期間

Hours per Week: 一週間の活動時間

Level of Involvement:活動レベル

Positions Held, awards, Honors, Leadership: 役職、褒章、リーダーシップ

Will you continue this activity? : 入学後も活動するか否か?

例としては

例1)

Activity: Piano

Year of Experience:  10 years

Hours per Week:  15 hours/week

Level of Involvement:Member of XXX association, Performer at xxx symphony Orchestra

Positions Held, awards, Honors, Leadership:  Winner of xxx contest (08,09) Winner of xxx contest (05,07)

Will you continue this activity? : Yes

例2)

Activity: Organize Food drive for Poor

Year of Experience:  3 years

Hours per Week:  3 hours/week

Level of Involvement: One of the founder of the organization

Positions Held, awards, Honors:  Principal

Will you continue this activity? : Yes

例3)

Activity: Tennis

Year of Experience:  7 years

Hours per Week:  10 hours/week

Level of Involvement:Member of xxx Middle school versity team.  Member of USTA

Positions Held, awards, Honors, Captain of versity team,  Winner of xxx tournament.  (08,09) Winner of  State Devision XX (07)

Will you continue this activity? : Yes

などと簡潔に書けばよいと思います。運動、芸術、ボランティア、仕事などの活動はキャラクターが際立ちますのでぜひこれらを含めるように書くことをお勧めします。

そしてここで大事なテクニック!

自分のキャラクターをもっとも際立たせる活動内容、しかもそれが第3者の目から評価されているようなものについては「サポート資料」をつくって学校に送りましょう。

たとえばその活動が新聞に載ったとか、表彰されたとかなどの場合にはこれらをコピー、どのような活動だったのかを整理したうえでファイルにして綴じ、ブックレットとして学校に送ります。芸術系のものならば絵の写真や音楽のCDを作ってください。これらのアピールは合格を確実にするものではありませんが他の応募者に対して受験生のキャラクターを際立たせます。私たちの受験の際にはアクティビティの欄の横に※をつけて” Supporting documents are Attached” として応募ファイルを送りました。そうすることによって「あ、別の資料があるのだな?」とわかります。

アメリカの受験はAO入試です。テストスコアだけではないので受験においても創造性が必要です。どのようにしたら受験生のことを他の受験生に比べてよりわかってもらえるのか?なぜこの受験生は合格させるべきだと思ってもらえるかを考えましょう。創造性を発揮して他の受験生との差別化を図ることが重要な戦略かつテクニックです。これはエッセイも同様で書いた内容についてサポート資料を送ることはきわめて重要です。学校からxxの資料は必要ないといわれても「かならず」送りましょう。失うものはまったくないのですから。

さてここでご質問について回答を:

Q1: 願書の課外活動の欄には、ある程度実力がみとめられるもの(例えばコンクールで入賞したりとか。)をいくつか選んで書くのと一度やったことがあるものを全て書き出すのとではどちらが良いのでしょうか。

A:自分を理解してもらうためには実力が認められるものを課外活動として書き出すほうが良いと思います。それが自分のアイデンティティになっているものならばなおさらです。一度しかやったことがないものを自分のアイデンティティとしては認めることはできませんよね。

Q:2模試で1位とったのですがボーディングスクールは評価してくれますか?。自分より上の学年の模試でも上位にいけると思うのですがそのことを向こうは評価してくれるのでしょうか。私が受けたのはSSATよりもかなり難しいので数学の問題を英訳して向こうに成績といしょに送ろうとおもっています。

A: 自分はアカデミックがとても強くてそれが自分のアイデンティティになっていると思うのならばぜひそのことはECに加えたほうが良いでしょう。どのレベルの模試なのか?全体でどのくらいの受験生がいたのか?など模試そのものの情報や結果を英文化してファイルを作りサポート資料として送ることをお勧めします。模試の成績そのものをどのくらい学校が評価するのかは未知数ですが、あなたのその努力は間違いなく学校は評価します。

ただいま出張中

お知らせです。

ただいま出張中につきブログの更新は20日以降になります。

Q&A:願書を出すときに課外活動はどのように書いたらよいですか? その1

Q1: 願書の課外活動の欄には、ある程度実力がみとめられるもの(例えばコンクールで入賞したりとか。)をいくつか選んで書くのと一度やったことがあるものを全て書き出すのとではどちらが良いのでしょうか。

Q:2模試で1位とったのですがボーディングスクールは評価してくれますか?。自分より上の学年の模試でも上位にいけると思うのですがそのことを向こうは評価してくれるのでしょうか。私が受けたのはSSATよりもかなり難しいので数学の問題を英訳して向こうに成績といしょに送ろうとおもっています。

A: はからずしも同じような内容の質問をいただきましたのであわせて回答したいと思います。ことしの願書のフォームも各校でそろいましたね。グロートン、ディアフィールド、アンドーバー、エクセター、タフト、ホッチキス、ローレンスビル、セントポールスの8校は今年はCandidate Profile (応募者のプロフィール)を共通化しています。一つ作るだけで8校のいづれにも使えますので便利。例としてこの共通フォームの課外活動の部分をつかってどのように書いたらよいかを考えます。

まずこちらから共通フォームをダウンロードしてください。4ページ目に “Interests and Achievements” そしてその次に”Extracurricular activities/special interests とあります。こちらに課外活動や褒賞などを書き込みます。実際に用紙を見るとえ~、これだけ?!ってびっくりするかも知れません。あれだけ課外活動の重要性をこのブログで書いているのに入学願書で要求されるのはわずか1ページ分なの? そうです。たかだか1ページ分なんです。でもこれには知られざるカラクリが! からくりの部分はお楽しみとして後に残しておいてまず、この1ページ分の課外活動、褒賞の部分を書いてしまいましょう。

まず、はじめには”Interests and Achievements” 。 Please share with us any academic or personal achievement of which you are espcicaly proud. Also Please describe academic honors recieved. とあります。平たく言えば、「他人からほめられたり、個人的に自慢できることを書きなさい。」ということですね。ではどういうことが他人からほめられたことなのか。アメリカの例で言えば ”Honor’s roll”, “Academic achievement roll”, “Principal roll” など学年の終わりに学校が勉強のできる子供を表彰するのこれが該当します。そのほかにはこのブログでもたびたび登場する天才児プログラムのDuke TIP, Johns Hopkins のCTYなどに合格したりSATで600点以上取ったときに受けられるxx州優秀学生賞などです。 日本の場合、もし成績がよく学校から表彰を受けていたり、外部の試験でよい成績をとっていて表彰された、もしくはご質問があったように全国模試で一番だったなど「客観的」にみて自分の優秀さを示すことができる場合はこの欄にそれを書きます。学業に限っただけではありません。スポーツ、芸術、地域奉仕 etc., なんでもかまいません。他人から活動を高く評価されたと思われる内容は書き込むべきです。

たとえば、 こんな感じです。

xxエッセイコンテスト優勝、漢字検定1級、xx奨学金受賞、書道部部長、xxバイオリンコンクール入賞、マンガ・アニメクラブ所属、xx国交換留学、xx学校サマースクール参加、などなど、かなり広い内容を書いてしまってよいと思います。

次に個人的に興味を持っている活動。かならずしも第三者から評価を受けていないものでもかまいません。 たとえば新宿中央公園で炊き出しボランティアをしたとか、スマトラ地震の被災者のためにxxxを送ったとかもそれにあたります。 「自分のためではなく他人のためにxxをした」というのは非常に高く評価されます。この欄にはバランスよく「他人から評価された」内容と「他人のために自分が何かした」を書きましょう。  

書き込み欄はわずか6行しかありません。これを有効に使うには

1)アクティビティを多く列記する。

2)特に強調したい功績について説明する。

の二通りの使い方がありますが 2)のほうはエッセイで強調することができますのでこのではあまり力を入れて説明する必要はないと思います。 

長くなりそうなので今日はここでおしまい。

次回はExtracarricular activity 欄の書き方についてエントリーします。

英語の力をつけるテキストブック、ワークブック、参考書

チューターの話のついでに私たちが使った英語のテキストブック、ワークブック、参考書を紹介します。
これはチューターの方たちから紹介してもらったもの、学校の先生からすすめてもらったものの中から私たちが試してみて良いテキストブックだと思ったものを文法、読解、作文のそれぞれから2冊づつ選んだものです。とくに小学生の低学年から英語の力をつけたいと思っている子供にには最適だと思います。それぞれシリーズになっているので全部やるのは大変ですが、やればやるだけ力のつくとてもよいワークブックです。

文法:
Learning Grammar Through Writing Educators Publishing Service Inc.
Rules of the Game Educators Publishing Service Inc.

読解:
Reading Comprehension in Varied Subject Matter Educators Publishing Service Inc.
Reasoning & Reading Educators Publishing Service Inc.

作文:
Just Write; An elementary writing sourcebook Educators Publishing Service Inc.
Write Source: Hougton Mifflin Company

以前紹介したWordly Wise と同じ出版社のものがほとんどになってしまいました。このEducators Publishing Service Inc.という出版社はもともと学校教材を作っている会社でとても良い教材を作っています。ハーバード大学に程近いケンブリッジ市にある創立50年くらいの会社です。この会社の教材は日本ではなかなか手に入れにくいのでもし購入したい場合はご連絡いただければお送りできますよ。私の妻は教員なのでこの手の本は安く買うことができますので(笑)

チューターの重要性について

前のエントリーで我が家でいかにチューター(家庭教師)を活用していたかを書きました。ここではもう少し詳しくチューターについて書いてみます。日本でも家庭教師を使う家庭は多いと思いますが、アメリカでも非常にポピュラーです。日本とすこし異なっている点は学校の教師がアルバイトとしてチューターをする場合が多いということ、また退職した先生や教員免許を持っているが教師をしていない方などプロ、またはセミプロレベルの先生が多く、チューターの層が厚いということです。 アメリカには現在百万人以上の子供がホームスクーリングといって学校に通わず在宅で勉強をしています。親が教える場合もありますが、チューターを使っている家庭もおおく地下産業化しています。なぜこのような形で発展したのかにはいろいろ理由がありますが、ここではチューターの効用についてのみふれます。

チューターの効用:
チューターには学校で先生に習うよりも優れた点が多くあります。

1)1対1の授業であること
公立学校の場合は1対25、私立学校でも1:12の先生:学生の比率です。当然1:1ならば教師の目が届くし、いったい学生が何を理解し、なにを理解していないか理解できます。また教師と学生の関係が密になるので質問もしやすく学生の学習意欲を高めます。

2)本人と保護者が先生を「選ぶ」ことができること
どんな優れた学校に行こうとも学生の担当教師が良くなければ意味がありません。ところが学生は教師を選ぶことができません。チューターは親が採用するで学生と保護者が納得して子供にあった良い先生だけを選んで雇うことができます。チューターならば誰でも良いわけではなくて、良い先生をチューターにするということが大事なのです。チューターを選ぶときはとても真剣に選びました。子供との距離が近い分よい先生でなければ悪影響が出る場合もあります。近所の保護者と情報を交換したりして良い先生だけを選ぶように注意しました。前述したように学校の先生がアルバイトでチューターをしている場合も多いです。その場合は学生に先生の評判を聞いたりしています。

3)テスト、受験などイベントにあわせて学習内容を柔軟に変えられること
チューターは学習要領に沿った勉強をする必要はまったくないので学生のカレンダーイベントに添った形でカリキュラムを柔軟に変えることができます。試験の前にはテスト内容の復習、新しい単元の前には予習。受験の前には受験用の勉強。BSにエッセイを提出する前にはエッセイの推敲など、そのときの目的にあった内容の授業を受けることができます。

4)コストパフォーマンスが良いこと
家庭教師というと月謝が高いのではと考えますが、アメリカの場合は意外とかかりません。課外活動にかかる費用のほうがはるかに大きいのです。私たちがお支払いしていたのは1時間に30ドル。一週間に国語が1回、数学が2回でしたので週に90ドル。月額360ドルほどでした。比較になりますがピアノは一回の授業が45分で100ドルでしたのでピアノより安価でした。コスト的には日本で塾に行くのと変わらないのではないかと思います。

もしアメリカに住んでいて家計が許すのならばチューターを利用することを強くお勧めします。先生を選ぶことのできない学校にすべてを任せてしまうことはリスクがあります。本人がコントロールできる教育を持っておくことがそのリスクに対しての対策です。特に英語の作文についてはそうです。保護者の英語が母国語でも文法や用法について正しく理解しているとは限りません。へんな癖がつく前にチューターをやとって基礎を作るのが良いと思います。

アメリカに住んでいる方にしか意味のない情報で恐縮ですが、以下のサイトなどでもチューターを探すことができます。参考までに。

Findtutor.org
Tutormatch
Tutor Nation
ClubZ (Z会かよ!というツッコミはなしで 笑)